「インプラントを入れたいのに、顎の骨が薄くてインプラント治療を断られてしまった」
「骨の量が少なくて、インプラントを断念しています」
そんな方はいませんか?
諦めないで下さい! 今の医療であれば、インプラントは可能です。
インプラント治療は、顎の骨とインプラント(人工歯根)が結合させることで新たな歯を作り、
天然の歯と同じようによく噛めるようになる治療法です。
確かな噛み心地には顎の骨との結合が不可欠であり、顎の骨とインプラントを
結合させるには十分な骨量が必要になります。
しかし顎の骨は歯が抜けると、時間の経過と共にどんどん痩せていってしまうのです。
そこでインプラント治療を実行するために行うのが、骨量を補う「骨造成術」です。
少し前までは「骨量が足りないからインプラント治療はできません」と言われて
諦める人がたくさんいました。
しかし今は骨造成術があります。骨量が足りなくても諦めることはありません。
あなたに合った治療法で骨量を増やしましょう。
●骨を増やす手術 「GBR」
GBR(骨再生誘導療法)とは、歯周病等で骨が失われた部位に人工骨や自家骨(自分の骨)を移植し、骨の再生を図る治療法です。
まず、骨を増やしたい部位に麻酔をして、歯茎を切ります。
骨を増やしたい部位に人工骨や自家骨(自分の骨)を入れ、歯茎を閉じます。
その後、人工骨や自家骨が周囲の骨と一体化するまで、約3~6ヶ月待ちます。
GBRを行って骨が増えることによって、通常では難しい部位のインプラントも可能になります。
●骨を増やす手術 「サイナスフロアエレベーション」
サイナスエレベーション(上顎洞底挙上術)とは、サイナス(上顎洞)までの距離が短く、そのままではインプラントができない場合に行われる手術です。
サイナス(上顎洞)とは、鼻の側方から奥に広がっている大きな穴(副鼻腔)です。
抜歯後、図3のように、サイナス(上顎洞)の底が下がってくると、インプラントに十分な量の骨が足りない場合があります。
十分な骨が無い場合、サイナス(上顎洞)の底の粘膜を持ち上げます。
リフト後、人工骨や自家骨を入れます。
その後、人工骨や自家骨が周囲の骨と一体化するまで、約3~6ヶ月待ちます。
サイナスエレベーションを行って骨が増えることによって、通常では難しい部位のインプラントも可能になります。